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片上佳明院長からのご挨拶
院長プロフィール
院長 片上佳明 (かたかみ よしあき)
1984年 | 奈良県立医科大学を卒業後、同大学産婦人科学教室に入局。その後、星が丘厚生年金病院、奈良県立医科大学助手、聖バルナバ病院、西川婦人科内科などに勤務。不妊症・不育症を専門とする。 |
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1998年 | 矢吹産婦人科に副院長として勤務。 |
2000年 | 矢吹産婦人科不妊センターを設立し、院長に就任。 |
2007年 | 10月、淀川区西中島に「レディースクリニックかたかみ」を開院する。 |
1年間夫婦生活を営んでいても、妊娠しない場合が不妊といわれています。不妊の夫婦はどのくらいの割合でいるのでしょうか?最近の調査によると、実際に不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦は18.2%で、夫婦全体の約5.5組に1組の割合になります。実に多くの方が悩まれていて、特別な病気でなく、どこにでもある疾患であることが分かると思います。最近の統計で出生率は80万人を切り、77万人と減少しました。体外受精や顕微授精などの高度不妊治療で生まれる赤ちゃんは6万人ぐらいで、およそ13人に一人の割合になっています。
これまで不妊の原因と言えば、“女性にあるもの”というイメージが強かったですが、実はその半分は男性にあるということが、ここへ来て少しずつですが認知されつつあります。精子の数などが自然妊娠するための基準値に満たず、不妊リスクを抱える日本人男性は4人に1人。精液の中に精子がいない「無精子症」と診断される男性も100人に1人から100人に2人に増加しつつあります。
これは日本における調査結果であるが、WHOが実施した不妊症の実態調査では、症例の20%が男性不妊、男女両方の不妊が27%と報告されており、男性が不妊症に関与する割合は、約5割にのぼる結果となっています。
不妊治療は簡単な治療というわけではありません。検査・治療を続けているのに良い結果に結びつかないことがあります。不妊症の検査、治療と聞くと保険がきかず高額だと思われるかもしれませんが、令和4年から人工授精、体外受精が保険適応になりました。当クリニックではタイミング治療(一般不妊治療)から体外受精(高度不妊治療)まで行っており、ゆっくり治療を進めて行きたい方、早く妊娠を希望される方など患者様の希望に沿った治療ができるよう心がけております。
不妊診療において検査、治療の選択権はご夫婦にございます。検査、治療に際しては十分にご説明してから施行するようにしております。
私たちの不妊治療の考え
①ご夫婦自身の選択により治療方針を決定
そのために説明用のパンフレット、カウンセリングで詳しい説明を通じてご夫婦に不妊についての知識や理解を十分に深めていただきます。
- “妊娠はどうのように成り立つのか?”
- “どのような原因で不妊症になるのか?”
- “どのような検査があり、それで判ることは何か?”
- “どのような治療方法があり、それはどんなものか?”
などです。
②当院では診察は予約制
十分理解して治療を進めるために、十分な時間をとるために、また待ち時間を少なくするために、予約制にしております。またプライバシーを守るようしっかり配慮しております。