不正出血
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不正出血とは
生理の時期以外の出血
生理の時期以外に性器から出血することを、不正出血といいます。
生理の時のような大量に鮮血や、おりものに少量の血が混じったピンク色や茶色い出血の他、下着に点状の血が付着したり、生理の出血期間が通常より長くなったりする場合もあります。不正出血には、膣や子宮、卵巣などに何らかの病気があるために出血する「器質性出血」や、病的な原因はなく、ホルモン異常によっておこる「機能性出血」、また、中には排卵期におこる病気ではない不正出血もあります。
ただし、自己判断はせずお早めに受診ください。子宮がん検査やおりものの検査、超音波検査を行います。場合によっては血液検査を行います。
不正出血の原因と症状
- 子宮頚がんや子宮体がんなどのがん
- 子宮筋腫・卵巣のう腫(良性)
- ポリープ
- 排卵期の出血(病気ではない)
- 外傷
- 妊娠関係(流産など)
- ホルモン異常(無排卵など)
- 原因不明
ホルモンバランスに関するもの
女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が急激に変化することで、排卵期に出血する場合があります(中間期出血)。
また、ストレスや加齢などで排卵が障害されると無排卵性出血を起こすことがあり、生理で出血する期間が長くなったり、生理周期が乱れたりするなどの症状が現れます。
さらに年齢による変化として、40代後半頃にはだんだんと無排卵性の生理となり、生理周期が短くなったり、何度も不正出血が起こったりする場合があります。
更年期は子宮がんなど悪性腫瘍の好発時期でもあるため、定期的に検査を受けることが大切です。
●炎症
膣には自浄作用があり、普段は膣の中を酸性に保つことで病原菌が増えるのを抑えています。
ですが、ストレスや性交渉などによって自浄作用が維持できなくなると、炎症(膣炎)が起こり、出血しやすくなることがあります。性感染症が隠れている場合もあります。
●腫瘍(子宮がん、ポリープ、子宮筋腫など)
子宮頸がんの初期は無症状であることが多いですが、病気が進行すると不正出血や茶色のおりものが多くなるといった症状がみられます。
また、子宮体がんは子宮頸がんとは異なり、初期の段階から不正出血がみられることが多くあります。
その他、子宮頸管ポリープではポリープの表面からの出血、子宮内膜ポリープや子宮筋腫では経血量が多かったり、生理が長引いたりするなどの症状がみられます。不正出血の原因、また主な症状は下記のとおりです。
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上記以外にも、性交渉などによる外陰部、膣壁の裂傷による不正出血や、妊娠に関する不正出血などがあります。
不正出血の原因と症状
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不正出血の検査
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不正出血の治療
原因に応じて適切な治療を選択します。
不正出血の原因がホルモンバランスの乱れである場合、多くは経過観察となりますが、出血量が多い場合や、出血が長く続く場合には、内服薬を使用して出血コントロールする必要があります。
また、炎症が原因である出血には膣の洗浄や適切な投薬を行い、ポリープが原因となる場合ではポリープを摘出する処置を行います。ただし、腫瘍が悪性であると診断された場合は、すぐに連携する専門機関をご紹介いたします。その他、軽い傷であれば出血は自然に止まりますが、縫合が必要な裂傷の場合は必要に応じて連携する専門機関をご紹介いたします。
また、着床時の出血や妊娠初期の出血など妊娠に関する不正出血については、受診して医師の診察を受けて出血の原因を検索することが大切です。 このように、出血の原因によって治療の内容は異なってきます。いずれにしても、不正出血があれば自己判断で放っておかず、気軽にご相談ください。